犬訓練士ってなにするの?仕事内容や今後の将来性

世界でも活躍する救助犬などを育てる犬訓練士

盲導犬、警察犬、さらに昨今よく聞くようになった災害救助犬など、介助、救助等に従事する犬を教育するのが犬訓練士です。
こうした訓練を受けた犬たちが活躍する場面では、災害救助犬のほかにもガス漏れを検知できる犬や、麻薬に反応する訓練を受けている犬もいて、犬の優れた嗅覚と従順な性格を利用する場面は本当に多くなっています。
犬は人の何十倍もの嗅覚をもち、また頭脳も高く俊敏に動くこともでき、飼い主従順で危険な場所でも訓練を受けた犬はどんどん入っていきます。

この犬たちの特性を生かし、社会貢献できる犬にするために犬を預かり基本の訓練から応用まで、犬訓練士が行います。
専門的な訓練を受けている犬だからこそ、的確な判断ができ、人を助けるサポート犬となれるのです。

海外で災害があった時に、建物の下に埋もれている人がいないかどうか、日本の災害救助犬が活躍したというニュースを見た片も多いと思います。
人が気が付くことのできない匂いや音を判別し、人の命を救うことに貢献できる犬を訓練できるというのは素晴らしい仕事です。
ただ犬という賢く従順な生き物に訓練を行うという責務をしっかり持っておくことも必要です。

犬訓練士の仕事は犬と向き合う仕事

訓練所で犬を預かり、そこで生活し、基本的な訓練から応用訓練まで幅広い訓練をこなします。
通常訓練所で訓練を行いますが、出張訓練という徳ちゅな訓練を行うこともあります。
犬と犬訓練士はお互いに親和を高めながら、座れ、伏せなどの服従を意味する基本訓練を半年継続します。
その後、警察犬や盲導犬などは特殊な能力を必要とするため、応用的な訓練をこの先行います。

皆さんも観ることがあると思いますが、盲導犬はブラドールレトリーバーがとても多く、とても従順で周りのことをよく確認し気が付く性格を持っているからです。
障害物や危険物を除ける訓練から信号では止まるという訓練など生活の中で常に一緒になる人のことを意識した訓練を行っていきます。
室内とはまた違う、外部の音などが気になる場面でも、周囲の環境に気を配り、誘導している人が危険な状態にならないようにしてくれます。

警察犬はシェパード等の犬種が昔から知られていますが、嗅覚が鋭く犬訓練士の指導に従順なので警察の捜査などに利用されることが多いのです。
臭いを飼いで犯人を特定したり、現場に残っている犯人のかすかな痕跡をたどるなど、優秀な犬も多数存在しています。

犬訓練士になるためには試験に合格することが必要

日本警察権教会、ジャパンケンネルクラブ、日本シェパード券登録協会が実施する所定の試験に合格する事が必要です。
また公認訓練士の資格を取得することも必要ととなりますので、簡単になれることはありjません。

盲導犬の訓練を行う場合には日本盲導犬供花認定の歩行指導員の資格も必要となります。
一般的に犬訓練士を希望する方は、目指す訓練士の協会公認の訓練所で見習い訓練士として入り、そこで訓練の技術を身につけます。
その後、資格を取得して犬訓練士として活躍できるようになります。

犬訓練士としてある程度の犬たちの訓練を行い経験を積むことで、独立したり、自身で犬訓練所を開き犬を訓練する業務を開始することもあります。
生き物相手の仕事となるので、犬の健康などについても理解が必要です。
訓練を受けるに当たり、生き物と対峙するのだという心構えと社会に貢献できる一員となるために真摯に訓練を行うことが求められます。

犬が好きというだけでは犬が言うことを聞いてくれる訓練士になることはできません。
犬が従うことがでいる技量をもつこと、また気長にその犬の特徴、個性を理解しながら訓練をしていくことが必要です。
災害救助やガス検知等の命の危険性がある場所に行くことになる犬たちが命をなくすことがないようにするためにも、訓練士は責任の重い仕事です。